インタビューInterview
風通しの良い現場を作っていきたい
- 一人ひとりの仕事への熱量が高い
- 意見を出しやすい職場環境
約8年前、法人化するタイミングで入社し、放課後等デイサービス「豆庭」の立ち上げに携わった中村さんは、ビーンズの理事メンバーの一人。現場の仕事を経て現在は理事兼マネージャーとして働く中村さんに、ビーンズの組織づくりの中で大切にしていることなどをお聞きしました。
ビーンズに入社することになったいきさつを教えてください。
私は、次女の出産を機に、パートとして特別養護老人ホームで働き始めました。その前からアートと福祉を掛け合わせた活動を行っていたこともあり、福祉の業界に興味がありました。特別養護老人ホームでは、利用者さん一人ひとりと向き合いたいと思っていましたが、分業制で一人の方に深くかかわることができなかったため、その後訪問介護員やケアマネージャーの職についていました。その頃、代表の坂野と知り合い、さらに幅広い分野で福祉に関わりたいと思ったのが、入社したきっかけです。
ビーンズでの仕事の内容は?
現在の業務は、基本的に現場ではなく、全事業所の管理責任者の相談を受けています。例えば、「利用者さんが日常的なルーティーンを行えなくなっている」「利用者さんの仕事の目的意識が薄くなっている」などの内容が多いです。ビーンズのサービスだけではまかないきれない場合、利用者さんのご家族や役所の担当者、保健師と連携したり、個別支援計画を見直したりするなど、個々に合った支援ができるよう取り組んでいます。
仕事でどんなときにやりがいを感じますか。
利用者さんと関わっていると、一緒に考え方や生活を見直すことで一歩前進できるときがあります。現場で働いていた時は、そのような場面に立ち会えたときにやりがいを感じていました。
今の役職についてからは、職員みんなが利用者さんのことを熱心に考え、話しているのを見るととても嬉しいですね。ビーンズでは、職員一人ひとりが利用者さんをどう支援できるかを常に考えているんです。
ビーンズの組織を管理する中で、大切にしていることはありますか。
ビーンズの職員は、利用者さんと同じ目線に立つことを大切にしながら、仕事に真摯に向き合っています。現場は違っても、熱量は変わらないんですよ。
職員同士の仲がいいので、上長と部下とのやり取りがしやすく、風通しが良い環境だと思います。その中で、私も意見を言いやすい雰囲気づくりというのを大切にしています。“こうあるべき”という価値観を持たず、現場の声を受け入れ、全員が自分ごととして主体的に動けるようなチーム作りを目指します。
仕事における今後の目標を教えてください。
今後も利用者さん第一の現場であるよう、引き続き事業所の管理や職員のサポートを行っていきたいと思います。個人としては、公認心理士を取得しているので、その資格を仕事で生かしていきたいと考えています。心理学が福祉で使われる事例はかなり少ないのですが、心理学を福祉の現場で活用し、支援の質の向上を担っていきたいです。